HD対応のロケフリHome(Sony Dealer Convention2007)

070912_141153.jpgこちらは展示会場からちょっと離れたセミナールームで、エンジニアの方々を交えてご説明いただきました(筐体デザインの最終製品版はリンク先をご覧ください)。新製品はフルHDの転送を可能にしたところが最大のウリで、基本的に自宅内での利用を想定して設計されています。

では「ネット越しに自宅の映像が見れる」という従来のロケフリはどうなってしまうの?というと、基本的にはラインを分ける(新製品はロケフリHome、従来製品はロケフリNetwork)という対応とのこと。

同席した一部Bloggerから「分かりにくいのでは?」との声もありましたが、私の感想としては現状では致し方ないかな、というところです。HDコンテンツの転送に関する権利処理の問題もありますが、おそらく帯域を10Mbps近く消費することから家庭内LANでの利用が当面現実的に思えます。

今回の製品化にあたり、

・MPEG-4 AVCエンコード
・セクターアンテナ

という2つの技術が内製され、同機に搭載されました。前者は読んで字のごとくな機能ですが、これを内製化してチップまで作ったということ自体が一つ大きなニュースでしょう。おそらくこの技術は今後小型端末やPCを中心にどんどん搭載されていくことになると思います。

また後者は、アンテナを筐体内に複数(6本)用意することで電波伝搬に指向性を持たせ、使用環境に応じて自動選択させることで、家庭内にある様々な妨害・障害物(遮蔽物や電子レンジなど)を回避するという機能です。会場で行われたデモを見ても、従来製品に比べて明らかに電波障害に強いことが分かりました。

電波はその使い勝手の良さからあちこちの場面で使われ始めていますが、一方で通信の品質や信頼性に悩まされるのも事実。このあたりの製品開発が進んでいるということは、先代ロケフリを含め、電波利用に関するあれこれ課題克服のノウハウが蓄積しはじめていることをうかがわせます。会場でも意見交換させていただきましたが、あちこちに応用できそうな技術であり、今後の展開が期待されるところです。

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