CEATEC.gifのサムネール画像OS層も含めたいわゆる下位層の展示について、今回話題だったのはMicrosoftの出展でした。同社は昨年まで同じ時期に開催されていたWPC TOKYO(旧World PC EXPO)に出展していたのですが、同イベントが昨年終了したこともあり、今回CEATECへの初参加となったようです。

遠巻きに眺めた限りの印象では、VistaやOfficeの展示が中心でそう目新しいものはなかったのですが、そもそもCEATECに出展するということに、Microsoftの「自分たちはアプリ側だと認識して欲しい」という意志なのでしょう。

このほか、従来はあまり見られなかった「ネットワーク層・物理層の動き」が活発に取り上げられていました。私が見かけただけでも、

・WiMAXの稼働デモ(KDDI)
・スーパー3GによるHD品質動画デモ(NTTドコモ)
・NGN関連の放送機器製品を展示(NEC)
・HD-PLC製品の展示・デモ(HD-PLCアライアンス)

等が挙げられ、多くの来場者がその品質を確かめていたようです。この領域がCEATECに登場するということは、おそらく製品化(ないしはその本格化)が近いということなのでしょう。

CEATECはもともとエレクトロニクスショーとCOM JAPANが統合されたイベントで、経済産業省との縁が深いことから、国家プロジェクトの研究開発成果が多く披露されることでも知られています。今回も、情報大航海プロジェクト、RFIDプロジェクト、HATS推進会議、また外国政府によるパビリオン等が展示されていました。

ともすれば「何をやっているのか分からない」と指摘されがちなこれらの活動ですが、企業活動の俎上に乗りにくい長期の研究開発や学術研究に近い領域、また企業間の相互連携等を支えているのも事実です。展示では大企業からベンチャーまで様々な企業がこうしたプロジェクトに関与し、研究開発を実施していることがうかがえました。

こうした展示は一般に予算の制約等もあり、企業ブースに比べれば地味なのですが、いくつかの展示ブースを訪問したところ、CEATECの全来場者数のおよそ10%強が立ち寄っているようでした。あの混雑の中で10人に1人が立ち寄ったと考えると、相当活況を呈していたと思われます。

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