カレン流、口コミコンテンツの取り扱い方法:「クチコミクリップ」企画者の日浅氏に聞く

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世の中的にはさらっとした紹介が多かった気がしますが、さりげなく中長期の効果がどう出てくるのか気にしてるサービスがあります。カレンのクチコミクリップです。

サービス紹介としてはこうまとめられています。

ブログに書き込まれた商品・サービスに関するクチコミ情報は、企業側からは発信できない生活者視点からの多様な情報であり、消費行動、特に比較検討局面に おいては大きな影響を持ちます。「クチコミクリップ」は、このクチコミ情報を自社Webサイトやブログ等からリンクすることにより、「生活者の商品理解・ 比較検討」と「自社ファンの醸成」を促進し、効果的な販促プロモーションの実現に貢献します。
Blogを中心とした口コミ情報のクリッピング支援サービスと定義づけられます。

シンプルといえばシンプルな発想に基づいて作られているサービスですが、上手い落としどころを突いていたりもするあたり、どのような経緯でこのサービスが生まれてきたのか、マーケティング本部本部長の日浅一之氏にお話を伺いました。本人希望により、今回写真は無しとなります。
(無しですが、ちゃんとインタビューしての記事記載となります。もちろん。)

ちなみに、日浅さんって誰?という向きには、丸三年も続いている企業Blogである、日産TIIDAのBlog企画を裏でずっと支えてきた方と言えばよいでしょうか。

それでは、インタビュー本文をお楽しみください。
--このサービスを始めようと思い立った理由、問題意識などは何かありますか?

大きくふたつあります。

企業のブログ運営面からは、更新頻度を上げたい、ユーザーとの接触頻度を上げたいというニーズがあります。しかし、記事作成は工数増やコンテンツ外注費が増えることに繋がるので、一方的に増やすということも予算上難しくなります。そこで、記事以外の更新・接触でも有効だという感触を様々な案件から経験として得ていましたことを組み合わせて、本サービス企画の骨子となっていきました。

もうひとつは、ネット環境面からです。
もともと、生活者は企業や大手メディアから発信される情報だけでなく、ネットコミュニティを通じで、同じ生活者から発信された商品・サービスに関するクチコミ情報を購入検討の際に活用しています。これがブログの普及によりクチコミの情報量そのもが増加し、ブログ検索サービスも活用されるようになってきました。

つまり、生活者もクチコミ重視、企業もクチコミに注目という条件が整ってきています。

このような状況のなかで、「インターネット上にあるクチコミ情報をマーケティングに活用できないか?」と考えました。


--会社側に話を通す際になにか障害になるようなものはありましたか?

障害はなかったです。

弊社の中でブログの利用が
 ・ブログでの情報発信
 ・トラックバック:記事単位で外部ブログ(生活者)とつながる
 ・リンクリスト(ブログロール):ブログ単位で外部ブログ(生活者)とつながる
というプロセスを経て、
 ・ブログ検索:記事単位で外部ブログ(生活者)とつながる
となったので、ごく自然でした。

ブログ検索の「記事単位で外部ブログ(生活者)とつながる」ことが、トラックバックと大きく違うのは、企業側がつながるブログを選べるということにあります。

従来生活者がアクションしてもらわなければつながることができなかった(企業側からトラックバックすればつながることもできるので、正確に言えば難しかった)のがクチコミクリップを使うことで企業側から「つなぐ」ことも可能になりました。


--どういうユーザーをターゲットイメージとして企画していったのでしょうか

主にメーカーです。とはいっても、日用品よりは、比較的高額だったり、長期にわたって利用する、購入によって失敗したくないものをイメージしました。失敗したくないので、他の生活者による情報を収集しながら比較検討し、自分で「買う理由」を固めるプロセスが必要になるからです。

とはいえ、サービス事業者や、映画などのエンターテインメントにも活用していただけると考えています。


--(事業会社の側の)利用場面の想定というのは当初どのようなものでしょうか?

クチコミクリップを利用される事業会社のWEBサイト内、ブログ内や、事業会社が提供されるブログパーツやデスクトップでの利用を想定しています。


--サービスをリリースして当初予想していなかった利用法がユーザー側から挙がってきたということはありますか?

ユーザー側からというわけではないですが、
 ・ブログでの情報発信
 ・トラックバック:記事単位で外部ブログ(生活者)とつながる
 ・リンクリスト(ブログロール):ブログ単位で外部ブログ(生活者)とつながる
というプロセスを経験されていない企業さんがまだまだ多いので、外部のクチコミ情報と直接つながることに
躊躇される企業さんもいらっしゃいます。

ということもわかってきたので外部にクチコミ情報がまとめる場所があってもいいかなと思っています。

先日立ち上げた「カレンBlogger's Report」は、生活者のクチコミ情報を自社ドメインのではなく、カレンのWebサイトで集約・編集して生活者にご提供するサービスです。現状はクチコミクリップを使ってはいませんが、利用することも可能です。

また、アイデアレベルですが、クチコミクリップで「集めて」「選んだ」ブログクチコミを広告バナーに表示するなんてこともできないかと考えています。

バナーとなると、いろいろクリアしないといけないことがありそうですが、そんなことができたらおもしろいかな、と。



以上、インタビューでした。

Blogとは何か(日記なのかなんなのかどう使えばよいのか)という質問は最近出会わなくなりましたが、その代わりビジネスとの関係については相変わらず聞かれます。特に周辺類似領域(メディアとの違いとか)についてはまだま聞かれます。

普及したとはいえ、安定定着にはまだまだという状況理解と同時に、然るべき形を意識してのアプローチ例としてのご紹介でした。

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